事例紹介

じょぶたんを活用されている事例をご紹介します。

株式会社マヒト様

株式会社マヒト様

じょぶたんユーザー

名刺印刷を中心に封筒やチラシ、ポストカードやポスターなど様々な印刷物をWEBで注文できるネット印刷通販サイトを運営する株式会社マヒト様が、工程毎の作業時間計測と生産性の向上を目的に「じょぶたん」を導入した事例を紹介します。(以下、敬称略。聞き手:NX総研・坂東)

総研
「じょぶたん」を知ったきっかけを教えてください。
マヒト
作業時間計測のシンプルなアプリを探していました。ネットで色々と検索していたところ、コクヨロジテム様のホームページにろじたんの導入事例が掲載されていて、製造業の当社にはじょぶたんがマッチしているのではないかと考え、ソリューションを提供しているNX総研に問い合わせました。
コクヨロジテム様_導入事例
総研
弊社のホームページからではなく、弊社のお客様のホームページから探して頂いたのですね。ありがとうございます。
総研
「じょぶたん」導入によって解決したいと考えた改善課題はありましたか。
マヒト
改善課題があって、その為に時間計測をしたかったという順番ですね。何よりもまず生産性を算出したかったというところです。
総研
御社では「かんたんKPI」にお申込みされていませんが、どのようにKPIを算出されているのですか。
マヒト
弊社ではスタッフ毎にハンディターミナルを使ってバーコードの読み取りから作業量は取得出来ていましたので、以前から1時間あたりにどれぐらい物を作っているか、ある程度の平均の近似値は取れていました。過去はメイン商材の名刺作成のみだったので、作成枚数を出退勤時間で割ればある程度算出ができたのですが、扱う商材が名刺だけではなく、ポスターやハガキ、チラシなど複数の商材を取り扱うようになり、生産性を算出するのが困難になりました。元々は作業者に日報を書いてもらっていたのですが、一日の終了時に自己申告で思い出して書いてもらうと正確性に欠けてしまうので、商材ごとに正確に生産性を算出することが課題でした。生産性が出せれば、キャパシティやスタッフ毎のスキルを正確に両方取れると考えていました。現在は商材ごとの作業量をそれぞれのかかった時間で割って、数字でKPIを算出することに重点を置いています。実際には「かんたんKPI」を利用すれば、インターフェースで全体の大きな数字を追う時に、グラフも自動でアウトプット出来た方が良いとは考えていますので、その場面になりましたら検討したいと思います。
総研
最近では時代の流れもあって、「まず生産性を取得したい」というお声もあるのですが、「作業時間を取得するのが先です」とお伝えしています。工程毎に時間が取れていれば、それぞれの作業量で割って生産性の算出ができますからね。そうすると、元々作業者の方が書いていた日報もじょぶたんに置き換えられたのですか。
マヒト
そうですね。早々に切り替えました。
1 じょぶたんWeb_グループ別ボタン割付

1 じょぶたんWeb_グループ別ボタン割付

2 ダッシュボード機能で各作業工程の時間を分析

2 ダッシュボード機能で各作業工程の時間を分析

総研
「じょぶたん」導入を決定した理由、比較した他社サービスはありますか。
マヒト
かなり比較しました。時間計測がメインのため、ストップウオッチはどうかとか、無料アプリも探しました。他のクラウドサービスも見て、最終候補を絞って行ったのですが、弊社内での選定条件が「作業者の負担が少ないこと」「作業者各自のPCが不要なこと」「工程の入力時間が短いこと」「記録はクラウドで管理すること」でした。また、ITに慣れていない作業者がPCでの新しいシステムを利用することはハードルが高く、難しいと考えていましたので、作業者がPC上に記録せずに、ボタンを押すだけで済む点が決め手でした。
3 作業者がスマホのボタンを押下

3 作業者がスマホのボタンを押下

総研
「じょぶたん」導入時の良かった点、改善が必要な点はありますか。
マヒト
新しいシステムというもの自体が社内で受け入れられにくいと心配していました。作業者にとっては、例えば「印刷速度が高速になる機械の導入」などは生産作業に係わるため、分かりやすく受け入れられやすいのですが、今回のじょぶたんの利用は生産作業に直接反映しないため、十分な説明が必要でしたが、想定していたよりスムーズに作業者も受け入れてくれました。
あと、今回はスマホ19台を利用していますが、機材も一式レンタルできて、スマホスタンドまで用意されていたので、特に自社で用意するものもなく、導入はかんたんに出来ました。また、仕様変更もかんたんにできて、これもかなり良かったです。「作業現場の中身を既に見越されて作られている。現場の声から生まれたソリューションなんだろうな」と感じました。作業者からボタンの色を変更して欲しいとか、様々な声があがってくるのですが、すぐに修正可能です。また、弊社は夜勤勤務もあり、1日の区切り時間は「朝8時」なので、自社のカウントするスコアと合わせることができました。「今何をしているかボタンを押すだけ」なので、非常に簡単に導入できました。
総研
ボタンの押し忘れなどは無いですか。
マヒト
ありますね。ただ、開始指定モードでもアラーム機能がありますので、そのあたりも問題なく対応できています。
総研
導入時の改善が必要な点はいかがでしょうか。
マヒト
そうですね。強いて言えば、こちらを見て頂けますか。作業者への説明資料が細かくて分かりやすいのですが、細かすぎて全部確認し辛いということもありましたので、弊社内で編集して、作業者用にかんたんに纏めました。
総研
素晴らしいですね。弊社内でも御社のことは共有させていただきます。
4 作業者用じょぶたんマニュアルを自社で編集

4 作業者用じょぶたんマニュアルを自社で編集

総研
計測中・計測後で、良かった点、改善が必要な点はありますか。
マヒト
「ボトルネックの発見、原因の追究、改善のスピード」ですね。今までは日報から拾う数字の信ぴょう性の判断が難しかったです。自己申告の数字に対する調査、工程が不要になり、じょぶたんの数字が分かると、個人の問題なのか、仕組みやトラブルなのかが分かります。数字の平均が落ちている場合は全体の仕組みに問題があり、個人の数字が落ちている場合は、教育の問題なのかなどボトルネックの特定がかんたんに出来るようになりました。
あとは、作業者は複雑で特殊な作業で、時間が長くかかっていると思っていたことが、思っていたより実際には時間がかかっておらず可視化できました。これまで特殊作業は時間を多めに取っていましたが、出荷時間を短くしても問題ないと数字をもって判断できましたので、出荷時間が短くなり、お客様へもサービスで還元できたと嬉しく思っています。
また、注文が少ない時間帯もあるのですが、ピーク時と同じ人員を配置してしまっていることが分かりました。私としては事前に想定していたのですが、数字で説明しないと作業者も納得できないという点がありましたので、しっかりと話し合うことができました。作業者が次の注文を待っている時間帯が発生しているのですが、これは「待機時間」ではなく、例えば普段1時間に1000枚処理をしているのが、1時間に200枚の処理でゆっくり作業をせざるを得ない時間がありました。人による時間帯別の生産性が可視化できました。
総研
つまり「余力時間」を分析して改善できたということですね。
マヒト
そうですね。そういった時間をいかに「価値ある時間へ変えて行くか」が大事だと考えています。一人一人の生産性と「スキル」が可視化できたので、パート社員へは生産性に応じた時給に反映していくことが今後の課題だと考えています。作業者のモチベーションアップに繋がる活動にしていきたいです。
総研
素晴らしいですね。物流現場もそうですが、作業者が褒められることや、スキルに応じて評価されることが少ないと考えています。御社の取組みは他社でも大変参考になる進め方だと思います。
5 自社名刺作成のピーク時間に合わせて人員配置していたことが可視化された

5 自社名刺作成のピーク時間に合わせて人員配置していたことが可視化された

総研
「じょぶたん」に今後期待する事(機能・サービスなど)はありますか。
マヒト
弊社としてはシンプルなところに魅力を感じていますので、複雑になると今のじょぶたんの良さが薄れてしまうかなとも思います。強いて言うならば、間違って連続で入力された際に、スマホ上で一括修正できる機能が欲しいですね。また、特定作業エリアに入ると、スマホ上で作業が自動切換えされる機能があれば良いですね。
総研
ご意見ありがとうございます。社内でも共有いたします。エリア毎の判断では現在はビーコンを設置してヒートマップを作成したり、どのエリアにどれぐらいいたかが分かる機能はあるのですが、細かい作業の特定にはなりません。また、作業者がボタンを押さない仕組みについては、現在東京海洋大学との共同研究で「作業プローブシステム」を実証実験中です。
尚、今回のご要望とは違うかも知れませんが、かんたんKPI機能の中に「収支管理機能」を付け加えますので、リリースしましたら案内させて頂きます。
総研
御社のじょぶたんWeb管理画面を拝見しましたら、施設名をエリアや建物ではなく、商品カテゴリーごとに分けておられますが、どのような意図がありますか。
マヒト
商品ごとの単価を出したかったという観点です。ポスター、チラシ、ハガキなど、商品カテゴリーで分析するのは施設設定するのが一番管理しやすいと考えました。
総研
ありがとうございます。「施設名というのは何か」と聞かれることも多いのですが、「施設」は弊社のじょぶたん、ろじたんの中においては「計測したい粒度」です。例えば、荷主別に計測したい場合は施設名を荷主に、エリア別に計測したい場合は施設名をエリアに、商品カテゴリーでに計測したい場合は施設名を商品カテゴリーにしますので、御社の設定方法であれば、かなり分析しやすいですね。
6 商品カテゴリーごとに施設名を設定

6 商品カテゴリーごとに施設名を設定

総研
今後も御社がじょぶたんを通して課題解決されていかれることを祈念しています。
本日は貴重なお時間とご意見をたまわり、誠にありがとうございました。
7 取材にご対応頂いた下谷内様

7 取材にご対応頂いた下谷内様

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