事例紹介
じょぶたんを活用されている事例をご紹介します。
菊正宗酒造株式会社 様
じょぶたんユーザー
菊正宗酒造株式会社
生産部 池田課長、増田課長
菊正宗酒造株式会社は江戸時代の万治2年(1659年)創業の老舗の酒造会社です。神戸市東灘区にある酒造工場の生産部で「原料」「発酵」「圧搾」「貯蔵庫」という4つの作業工程の現状把握のために「じょぶたん」を利用して生産性向上のための改善に取り組んでいる状況についてお伺いしました。(以下、敬称略。聞き手:NX総研・福井)
- 総研
- 「じょぶたん」を知ったきっかけは?
- 菊正宗
- 生産性向上のためのコンサルティングを依頼しているアステックコンサルティングからのアドバイスで導入することになりました。当社には酒造りをする生産部と生産部で作ったお酒をタンクローリーで移動して瓶詰やパック詰めにして製品化する製品部があります。製品部はライン生産をしていることもあり、作業時間を把握しやすいのですが、生産部は機械が稼働している時間、かかった作業時間を手書きの作業日報で記録している班と記録していない班があったので、生産部の正確な現状把握をするために「じょぶたん」で作業時間を計測しました。今は計測を終えてアステックさんから「じょぶたん」で取得したデータの分析方法、表やグラフの見方についてアドバイスを受けているところです。
- 総研
- 「じょぶたん」を使って解決したい課題は?
- 菊正宗
- 生産性向上です。酒造りは各工程にかかる日数が決まっています。生産性向上と言ってもたくさんの量を早く作るのが目的ではなく、生産性向上により各工程にかかる人員を削減して、その作業に従事する必要がなくなった社員にはもっと付加価値の高い別の作業に従事してもらうのが目的です。「じょぶたん」には作業者が特定の作業項目のボタンを押した時に「数量」や「メモ」を入力させる機能があります。その機能を使って投入した原料名と数量を入力すると作業時間と実績数値が同時に記録されるので、生産性を算出することができました。
- 総研
- 「じょぶたん」を使ってみて良かった点は?
- 菊正宗
- 今回は「原料」「発酵」「圧搾」「貯蔵庫」を行う班の4つの班で計測しました。8階建ての工場で一番上の8階で作業をしている原料の班はこれまで階下の班がどんな作業をしているのかわかっていなかったのですが、先日の会議で各班の計測データを共有して、これまでブラックボックス化していた各班の作業内容が分かり合えたのはよかったです。
- 総研
- 本日は貴重なお時間とご意見を賜り、誠に有難うございました。
図1:「じょぶたん」の数量・メモの入力操作画面
写真2:左から池田氏、増田氏
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